2008.07.13
金継ぎ!
日本は室町時代から始まったといわれる、金継ぎ技術のことを皆様ご存じですか?
元々茶道の世界で欠けた碗さえも繕うことにより美しさを感じ、新たな『景色(繕った箇所をこう呼ぶそうです。)』として
楽しんでいたといわれます。
その後は資格が存在しない、親から子に伝わるお作法の一つとして、長く日本の生活の中に存在していた金継ぎ、
ものを大事に使う日本ならではの技術ですが、すっかり日常生活から姿を消してしまいました。
CLASKAでは、レストランで使うお皿が欠けたら、こうして金継ぎで補修して使っています!
それではどうやって金継ぎをするのか、少しだけここでご紹介します。
今日はひびの修正のお話。
まず、必要な道具を揃えます。金と混ぜるのは漆と漆薄め液。いずれも東急ハンズなどで購入できる
そうです。
次に、小さなお皿に金、漆、漆薄め液を入れ、混ぜていきます。
次に、ひびが入っているところにぽんぽん、と叩くように金をつけていきます。ポイントは、筆を立てる
ことだそうです。
もし失敗したら、薄め液でふき取れば大丈夫。乾かない限り、何度でもやり直しが可能です。
そしてそれが発展していけば、そこから模様が生まれ、アートとなります。
今日もこんな風に、枝をつけてみました。
そして驚くことに、金継ぎは木やガラスにも応用できるのです!ちょっとしたことで、逆に
お上品なお皿に早変わり。
CLASKAでお食事をされる際には、ぜひお皿にご注目ください。同じお皿が、一つ一つ丁寧に
補修された金継ぎで、まるでアクセサリーが付けられたようです。
どんなお皿に出会えるでしょうか。
Posted by sengoku
2008.06.26
TOKYO.点オープニングパーティーライブ中継
6月27日金曜日の21:00-22:00の間、TOKYO.点オープニングパーティーのライブ中継を行います!
「TOKYO.点」の展示会情報
通常のライブ中継と比べ、びっくりするようにきれいな画質です。もうすぐリリース予定のSeeLiveを
今回特別に使用します。時間が来たらこちらのサイトから、ライブで様子をご覧ください。
真ん中の画面の部分をダブルクリックすると、スクリーンいっぱいに映像を観ることができます。
(この真ん中の部分に時間になるとCLASKAの様子が写ります。)
世界初一般回線でハイビジョン中継
提供 DideoNET-JAPAN www.dideonet.co.jp
Posted by press
2008.05.26
Studio GALA 展示会レポート
土曜日よりStudio GALAの展示会が始まりました。
約80点のプロダクトがギャラリー空間に勢ぞろいです。今回の見どころは、それぞれのシリーズごとの全デザインバリエーションが一同に展示され、デザイナー小林さんの、秘蔵のアート作品もまた同時に展示されていて素晴らしいStudio GALAの世界感が体験できるところです。
![]()
たとえば茶筒シリーズ。こちらは高さを同じに幅のサイズが異なったバリエーションで展開していますが、こうやってたくさん同時に並べたコンビネーションに、その関連性に気付かされます。
ロングセラーのこより箱シリーズ。こちらもまた大小さまざまな大きさが。
そしてこれからの季節にピッタリの麻の暖簾には、小林さんの描かれた絵がプリントされていていて、お部屋にぜひ飾りたい一品。
他にもまだまだ珍しいモノがたくさんあります。実際に手に触れてみて感動するものがたくさんです。
皆様ぜひ足をお運びください。展示会は6月22日まで開催されます。
Posted by sengoku
2008.05.22
美人と麦藁帽子
事務所やショップにじっとしていても何も生まれないということで
今日は休日を利用し商品探しの旅に行ってきました。
午前中は展示会に行きそびれていた清澄白河のヨーガン・レール本社へ。
そこで思わぬ発見がありました。と言っても商品ではありません。
本日対応して下さったプレスの高嶺エヴァさんのご出身はチェコスロバキア
(とっても流暢できれいな日本語を話されるので驚きました)。
そのエヴァさん、「クラスカってチェコ語にもあるんですよ」と苦笑するので
おそるおそるその意味を聞くと「美人です」とおっしゃるではありませんか!
「クラースカ」はチェコ語で「美人」なんですねこれが。
厳密にいうとスペルはちょっと違うそうですが、まあこの際そんな細かいことは
どうでもよろしい。それにしても美人とは。
「暮らす」と「美人」なんてますます愛着が深まります。
と気分も良くなったところで次に向かったのは埼玉県の春日部市。
目的は麦藁帽子工場見学です。
春日部市は古くから麦の集散地だったということもあり、明治時代から
麦藁帽子作りがさかんな土地で市の特産品のひとつになっています。
ただ多いときは30社以上だった帽子工場も今では数社にまで減ってしまっているそう。
でもその麦藁帽子、これがなかなか風情があっていいんですよね。
麦藁帽子と一口に言っても色んなバリエーションがあるのですが
ちょっと目を惹いたツバの大きなこの帽子はなんの帽子かおわかりでしょうか?
![]()
これ実はゴルフのキャディさん用の帽子だそうです。
一見普通の帽子に見えますが、頭の部分を二重にしてニスで少し固められており
万一ゴルフボールが当たったりしても大丈夫だとか。シンプルですが機能も完備。
でもなかなかスタイリッシュだと思いませんか?
クラスカと麦藁帽子を再発見した一日でした。
Posted by okuma
2008.05.14
コム・デ・ギャルソンの「six」
コム・デ・ギャルソンが特別な顧客に向けて配布していたヴィジュアルマガジン「six」。
1989年から1991年の4年間に8冊だけ発行されました。
学生時代にマガジンハウスでアルバイトをしていた頃、編集者宛てに送られてきていた
「six」を本当に恨めしく眺めていたのをよく覚えています。
今手元に89年に発行された第4号がありますが、中を見るとロバート・フランクにアーサー・
エルゴート、ジョセフ・クーデルカといった写真家の作品のほか、ダグ&マイク・スターン、
三宅一生とルーシー・リーなどがあくまでもビジュアル作品として表現され、並んでいます。
今思えばなかなか凄いセレクション。そして美しい。
表紙は世界で最もお洒落な鳥「bower bird=庭師鳥」というのもにくいかぎり。
軽やかで濃い内容、全く古びない強いビジュアル表現。
「コンテンポラリージャパニーズの雄」はやっぱりコム・デ・ギャルソンかな。
となればCLASKAのアイテムとして外すわけにはいきません。
というわけであこがれの「six」は今CLASKAのギャラリー&ショップDOで扱っています。
興味のある方は是非お立ち寄り下さい。と、ちゃっかり宣伝させていただきました。
![]()
Posted by okuma
2008.04.26
島根で出会ったモノ
昨年初めて島根県を訪れました。
松江で「Door」というブックショップと小さなギャラリーを営む知人、
高橋さんの案内で色々と県内を案内して頂きました。
連れて行って頂いた場所はどこも素敵なところばかり。
なかでも特に印象に残ったのは、島根の焼き物として有名な布志名焼の窯元である
船木さんの宍道湖畔に建つお宅と作品、出雲民藝館の小さな売店で見つけた松江にある
石村塗物工房の麻布張り漆角盆、そして高橋さんのお店にあった安部太一さんの
キャンドルスタンドと面取り鉢でした。
その旅行がきっかけで石村さんの漆作品と安部さんの陶器をClaskaのギャラリーで
販売させてもらうことになりました。特に安部さんのキャンドルスタンドと面取り鉢は人気で
早くも追加注文をお願いすることになったのですが、その安部さんが昨日はるばる島根から
Claskaに遊びに来てくれました。お願いした新しい作品が届くのが今から楽しみです。
(下の写真は安部太一さんのキャンドルスタンドの面取り鉢)
Posted by okuma
2008.04.24
GALLERY&SHOP DO
CLASKA2階にあるギャラリー&ショップ「ドー」(ドゥではありません)も
オープンして間もなくひと月になろうとしています。
![]()
コンテンポラリージャパニーズを標榜し、何かに限定的に焦点をあてる
のではなく伝統工芸も現代のプロダクトも同じ視点で見つめ、
「今の暮らし」という土俵の上に美しく並べてみる、
そんなことをこれから時間をかけてやっていきたいと思っています。
久しぶりのショップ空間は古巣のチームのスタジアムに戻ってきたような気分。
閉店後の誰もいない空間で好きな音楽を聴く時間がもっぱらの楽しみのひとつです。
最近までのヘビーローテンションはチック・コリアと上原ひろみのデュエット。
正直言って最初上原ひろみさんってあまりに爽やか系の風貌でどうしてもジャズな
イメージを持てなかったのですが、今回ちゃんと聴いてみてその素晴らしさに打たれました。
ブルーノート東京行くべきだった…。先入観というのも困ったものです。
いい意味でとても軽やかで、ソフィストケイトされたサウンド、もちろんコリア的な詩情も十分
感じられ文句なしです。
それと対照的(でもないか)に最近ひっぱりだしてきてよく聴いているのが
グレン・グールドのライブ録音のCD。グールドはご存知の通り60年代前半に
完全にコンサートドロップアウトし、以降はスタジオ録音のみで音源を残してきました。
気に入っていたグールドのモスクワライブのCDをもう何年も前に無くしてしまい
その後入手したくても見つけられなかったのですが、最近そのモスクワとレニングラード
でのライブ録音が一枚になってロシアのレーベルから再販されていました。
モスクワライブはおもにベルクやシェーンベルグなどの新ウィーン派の音楽に
なぜかバッハのフーガの技法という組み合わせ。これがまた素晴らしい!
さらにこのCDの魅力のひとつは私の最も好きなピアノ曲でもある
アルバン・ベルグのピアノソナタが入っているからです。
ベルグは一曲しがピアノソナタを作曲していないのですが、
前回ブログで紹介したエマールをはじめ、ポリーニ、内田光子、高橋悠治など
の録音があり、それぞれ魅力的な演奏を披露しています。
「冷たい官能」とでも言いたくなる名曲です。
ギャラリーの宣伝をするつもりがまた趣味の話になってしまいました…。
Posted by okuma
2008.02.27
日本の質
新しいクラスカの企画コンセプトは「ジャパニーズコンテンポラリー」。
過去から現在にわたる日本をもう一度目をさらにして今まで見えなかったもの
気がつかなかったものを発見しようという試みでもあります。
ただ言うはやすしで、これまで見えなかったものを見ようとすることの難しさに
日々痛感している毎日です.そんなとき深澤直人さんの「磨かれたふつう」という
テキストを読みました。要約するとこんな話です。
久しぶりに訪れたニューヨークの街の細部が非常に荒廃して見えた。
ビルには垂直がなくどれも傾いている。歩道には平面がなく腐った水がたまっている。
帰国し丸の内のビル群を見たときその精緻な出来映えと清潔な質の高さに改めて驚いた。
日本はこれまで常に欧米にあこがれ追随しようと必死になってきたが現実は逆転している。
誰かに強制されずともなく精緻にクリーンにものごとを成すという精神性。
磨かれた続けてきた日本人の細胞は世界にとって脅威であろう。
見えないものを見るというのはこういうことなのかと唸らされ、また深澤直人という
デザイナーの視線に改めて驚嘆させられたのでした。
![]()
Posted by okuma
