BLOG BLOG CLASKAから送る日々のメッセージ

2009.08.13

love me little love me long



早く愛して、たくさん愛して……


ここ半年近くテレビのない生活を送っていた。
テレビがなければ少しは時間を有意義に過ごすようになるかと思っていたが
全く効果なし。その分パソコンに向かってネットサーフィンする時間が増えただけ。
有意義な時間を過ごすかどうかはテレビの存在が原因ではないことが実証されたので
やっぱり大好きなテレビを買うことにした。


それにしても大原麗子さんである。のりピーどころの騒ぎではない。
サントリーレッドのCMに登場していた大原さんは、ただの美しい大人の女性
というより違う星の生き物であるかのように何もかも圧倒的だった。
美しさは一見それに反するような他の要素によってより強化されるものである。
わがままで自分勝手そうな態度や雰囲気、ハスキーな声、人をバカにしたような
それでいてコケティッシュな目つき。世の中の男性にとって最も恐るべき存在の
ひとつである。だから大原さんが女優という異次元の世界の人でよかったのである。
だいたい名前自体も圧倒的に「女優」である。


ところであのCMで大原さんが口にする「すこし愛して、ながーく愛して」
という有名な台詞はイギリスの古いことわざにあるそうだ。
男女の愛の本質は互いの欠乏の充足にあり、その欠乏の充足を少しずつ制御しながら
行なっていくのが長い人生をおくる秘訣であるというのがその意味だそうである。
なるほど確かにそうかもしれない。


けれども大体において教訓めいたことわざが人の心に響くのは、
むしろそれが人間の本性に反しているからこそである。
欠乏を感じれば、それをすぐに、できるだけ簡単に、かつ大量に手に入れたい
と思うのが人間という生き物だ。
だからインターネットであり、コンビニであり、ファストファッションなのである。
そういう意味で今の世の中は極めて「自然」な状態に回帰している。
自然とは野蛮と同義である。自然界はいうまでもなく弱肉強食の世界。
強いものだけが生き残り弱いものが淘汰される。
じゃあ弱いものはどうやって生きていけばよいのか。
その答えもまた自然が教えてくれる。
つまり自分のニッチ(生態的地位)を見極めることである。
それを見誤ると飢え死にするかすぐに食べられてしまう。
商売においてもしかり、だろう。


するとここでまた「すこし愛して、ながーく愛して」という理論が有効性を帯びてくる。
生き残るためには「足るを知る」ということが大切であることがなんとなくわかる。
でも商売においては人間の本性に訴える方が間違いない気もする。
なんだかよくわからなくなってきた。
そんなことばかり考えてしまう今日この頃の私なのである…。

Posted by okuma