2008.09.18
民藝と17歳
「本を読むわたし」という本がある。
華恵さんという15歳の少女が書いた本。
My Book Reportと副題がついているように、彼女が幼児期から読んできた
お気に入りの本を自らのエピソードを交えて紹介するというエッセイの
ようで小説以上に小説的な作品。
2年ほど前に出版された本だが、私はその素直でみずみずしい文体とおそらく
フィクションを交えた物語展開の妙にうっとりしてしまった。
読後感があまりに心地よく、何か浄化されたような気分でさえあった。
こんな経験はめったにない。これが中学生の女の子が書いた文章だなんて。
以来、「華恵」という名前がインプットされたのだった。
先日カーサブルータスという雑誌から取材のお話を頂いた。
「琳派と民藝」をテーマにした特集の号が出るらしく、その号の中で
都内のお店を回って買い物しながら民藝入門するという何やら楽しげなもの。
私の役どころは民藝の目利き(誰が?)として若いタレントさんかモデルさんを
案内指南するコーチ。私を知る周囲の人間に非難ゴウゴウ必至の企画である。
民藝の指南役なんて本当に大丈夫なのか、という大いなる不安を抱きつつも、
頭の中はどんな女の子を案内するのかなと不埒なことを早速考えていたら
なんとあの華恵さんだというではないか。
私はこんな形で華恵さんと再会できるなんて嬉しくなってしまった。
しかも本物だし。依頼を引き受けてよかったー(オヤジですみません)。
新宿の老舗民藝店、原宿のアパレル寄りのお洒落雑貨店、そして我がホーム
グラウンドであるクラスカのギャラリーショップ「ドー」の3店を17歳!に
なってすっかり大人っぽくなった華恵さんと楽しく回らせて頂いた次第である。
ご興味のある方は10月10日発売のカーサブルータス11月号の記事をご覧下さいませ。
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これが華恵ちゃんが書いた「本を読むわたし」。
右は取材先の民藝店で思わず購入してしまった「ほーほー(ふくろうの土笛)」。
Posted by okuma
