2008.06.05
タイムマシン
春になってからお亡くなりになられた先輩方が何人かおられます。箱をいくらひっくり返しても、書類をいくらパラパラとしても、ベッドの下の物を全部ひっぱりだしてもみつからないパズルの最後のピースのようにポカンとそこだけ白い抜けが出ます。その時初めてその色が何色だったとか、どういう形をしていたかだとか、そういう想像をしてしまうものです。そしてあの時こういう話しをしておけばとか、もっともっとこういう話しをしたかったとか思ってしまうものです。
挙句、「タイムマシンッ!」まで想像し、「でもそんなのねーよ」とあたりまえのツコッミを自分で入れ、ダイニングテーブルの上の籠の中に静かに納まっているメロンやキウイのようにただ黙って何も考えず時間を過ごしてみたりもします。
タイムマシンは理論的な研究が継続的におこなわれているようですが現在のところいたって黒に近いグレーのようです。有名な物理学者ホーキングも「現時点に未来からの時間旅行者が現れていない」こと自体がタイムマシンの存在が未来にもない証拠としてやや否定の立場をとっているようです。
そりゃごもっともだなと思いますね。歴史もなくなっちゃうし、とっくに自身もいねえはずだよなと。
ただ、意志とか記憶は過去には持っていけないけれど未来には持っていけるな。頭の中の中心にカプセルを作ってそこに放り込んで、また未来のどこかでパカって開いてみる。明日開いてもいいし、死ぬ間際でもいいし。みんないろんなカプセルを運んでるんだなと思います。
今日はしみじみ。10年後、アリん子の頭がカパっと開いて中からとんでもないおっさんが「よいしょ」って出て来るのを想像しながら。
Posted by okji
