BLOG BLOG CLASKAから送る日々のメッセージ

2008.05.07

ギイ・ブルダンとペタンクの玉

名作と呼ばれる広告は数多くありますが、特に好きな広告のひとつに、
70年代に制作された「資生堂シフォネット」のシリーズがあります。
近頃は居酒屋探訪家としておなじみの太田和彦によるアートディレクション、
写真はまだデビュー間もない頃の十文字美信。
とりわけ十文字さんのハイパー?な写真に釘付けになり、以来「十文字美信」という
どこか謎めいた字面が気になって仕方ない状況が今日まで続いています。




資生堂シフォネットの広告の一部


私自身はどちらかといえば風景写真にしろ、ポートレートにしろスタティックな
ドキュメンタリータッチな写真を好む傾向があるのですが、十文字作品のおかげで
緻密に計算され作りこんだ、アーティフィシャルな写真作品の魅力を感じるようになりました。


そして数年前にギイ・ブルダンという写真家を知ったのですが、そのシュールで
アーティスティックな作風を見てすぐにシフォネットの広告を思い出しました。
十文字さんは当時すでにブルダンを知っていたのだろうかと。




ブルダンによるシャルル・ジョルダンの広告写真


ブルダンは50年代からフレンチヴォーグなどで活躍したファッションフォトグラファーですが
生前は一切写真集の出版はおろか、作品展の開催や販売の申し出を全て拒否したという
いわくつきの写真家としても知られています。マン・レイのアトリエにいたこともあるらしく
そのシュールレアりスティックな写真表現は明らかにその影響がみられます。
でもなによりその存在自体がシュールなカメラマンです。
そんなブルダンの写真集をまた購入してしまいました。




ブルダンの写真集の手前はオリーブの木をくり抜いて作ったというペタンクの玉。
これも最近購入したお気に入りの一品。ですが本文とは特に関係ありません。

Posted by okuma