2008.02.27
日本の質
新しいクラスカの企画コンセプトは「ジャパニーズコンテンポラリー」。
過去から現在にわたる日本をもう一度目をさらにして今まで見えなかったもの
気がつかなかったものを発見しようという試みでもあります。
ただ言うはやすしで、これまで見えなかったものを見ようとすることの難しさに
日々痛感している毎日です.そんなとき深澤直人さんの「磨かれたふつう」という
テキストを読みました。要約するとこんな話です。
久しぶりに訪れたニューヨークの街の細部が非常に荒廃して見えた。
ビルには垂直がなくどれも傾いている。歩道には平面がなく腐った水がたまっている。
帰国し丸の内のビル群を見たときその精緻な出来映えと清潔な質の高さに改めて驚いた。
日本はこれまで常に欧米にあこがれ追随しようと必死になってきたが現実は逆転している。
誰かに強制されずともなく精緻にクリーンにものごとを成すという精神性。
磨かれた続けてきた日本人の細胞は世界にとって脅威であろう。
見えないものを見るというのはこういうことなのかと唸らされ、また深澤直人という
デザイナーの視線に改めて驚嘆させられたのでした。
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Posted by okuma
